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プレゼンテーションの極意 ~TED talk~


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観客の前に立ち、自らのパフォーマンスで彼らを楽しませるエンターテイナーには多くの能力が求められます。

その中のひとつに、プレゼンテーション能力があります。

自分が相手に伝えたい事をいかにして伝えるか、この能力が欠如していてはどんな素晴らしい技術や思考も人前では意味をなしません。

エンターテイナーでなくても、人前でなにかを話す機会はだれにでも訪れます。

今回は、TEDの中から、特にエンターテイナー/マジシャンが見るべきトークを5つ紹介します。

すべて日本語字幕つきです。

※PC環境での視聴をオススメします。

またiPhone,iPadにTEDのアプリがあります。是非、使ってみてください。

 

TED とは

アメリカのカリフォルニア州ロングビーチで年一回、大規模な世界的講演会を主催しているグループのこと。 TEDが主催している講演会の名称をTED Conferenceと言い、学術・エンターテイメント・デザインなど様々な分野の人物がプレゼンテーションを行なう。 (wikiediaより)

 

 

エリザベス・ロフタス: 記憶が語るフィクション

-心理学者のエリザベス・ロフタスは、記憶の研究をしています。正確には、彼女が研究しているのは「偽りの記憶」―起きてもいないことの記憶や、事実とは違う形で残っている記憶です。こうした虚偽記憶は、一般に考えられているより普通にあることです。ロフタスは、衝撃的な事例や統計を紹介し、私たちが考えるべき重要な倫理的問題を提示します。

 

マジシャンは思う事がいろいろある内容だと思います。真に不思議なマジックは「偽りの記憶」によって成り立っているのかもしれません。

 

 

ウェイン・マクレガー: 「ダンス創作プロセスの実演」

– 日常的に身体を使っていても、ウェイン・マクレガーのように 「身体の持つ可能性」 を考えられる人は、案外少ないものです。TEDGlobal のステージで、2人のダンサーと共に 即興でダンスのフレーズを創り上げながら、振り付け師がどの様なプロセスで観客にアイディアを伝えるのか、実演を交えながら紹介します。

 

多くのパフォーマーが自分の身体をベースにしてパフォーマンスを作り上げます。

はたして、マジシャンは「身体の持つ可能性」をどこまで活かせているのでしょうか。

身体を極限まで駆使したダンサーがいかにしてダンスを作るのか、興味深いです。

 

キム・ヨンハ: アーティストになろう、今すぐに!

-どうして僕たちは、何かを創ったりパフォーマンスをすることを止めてしまうのか? 韓国の作家 キム・ヨンハが、聴衆の中に眠る永遠のアーティスト魂に、ユーモアを交えながら語りかけます。

マジックはアートか?」の議題は尽きる事はありません。ここではアートの定義を示そうとしているのではなく、誰しも本来持っているはずの、「自由なアウトプット」「自由な表現」を掘り起こせ、と示唆しているようです。

 

 

キャメロン・ラッセル 「ルックスだけが全てじゃない。モデルの私が言うんだから信じて」

-キャメロン・ラッセルは自身が「遺伝子の宝くじ」に当たったと認めています。彼女は長身で美しいファッションモデル。下着モデルとしても有名です。しかし外見だけで判断してはいけません。彼女はこの勇気ある 誠実なトークで、 わずか16歳だった自身を非常に魅惑的に作りあげてくれたモデル産業に、皮肉たっぷりの眼差しを送ります。

 

TED史上初のステージ上での生着替えです(笑)

トークの内容をどう捉えるかは皆さんにお任せします。

エンターテイメント界はルックスに厳しいです。同じ能力があればルックスの良い方が選ばれるのは仕方の無い事です。多少、劣っていても、ルックスの良い方が選ばれる事は良くある事です。

ルックスを超えた、「オーラ」という非常に掴みづらいものがあります。ルックスに自信がない人はそこを目指すか、ずば抜けた何かを示すしかないようです。

 

幸い、マジック界(業界内)はルックスに関しては寛容です。多分。実力主義といいますか、

「こいつのテクニックやアイデアは素晴らしいけど、不細工だからこいつのDVDよりも、ルックスのいい他のマジシャンのDVDを買おう」

とはならないでしょう。

 

 

 

カービー・ファーガソン:リミックスを受け入れよう

-「Everything is a Remix」の製作者カービー・ファーガソンは、オリジナルなものは一つもないと言います。ボブ・ディランからスティーヴ・ジョブスまで、私たちが賞賛する偉大な製作者たちはみんな、アイディアを借りたり、盗んだり、変形させているのです。

 

記憶に新しい「クリエイティブしてますか?創造力を高める授業」の記事の中で紹介した動画の内容をまとめたものを喋ってくれています。

今のマジック界に生まれる新トリックに、ポッと何も無い所から生まれたトリックがいくつあるでしょうか?

ほとんどのトリックがそうではないはずです。そのことを受け入れてしまえば、クリエイトはもっと気軽になることでしょう。

 

 

まとめ

人前で自分の主張をまとめて、伝えるというのは非常に難しい事です。

TEDにはマジシャンも多く出演していますので、ぜひ、探してみてください。

 


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