人間の顔は私たち人間から見ると非常に多種多様です。
瓜二つの顔の双子やそっくりさんなどもいますが、完全に同じ顔の人間はこの世には存在しません。
そして、あなたは鏡を見て自分の顔をじっくりと観察したことがありますか?
「いやいや、おれはナルシストじゃないからそんなことしないよww」
なんて思った人。いえいえ、これは大事なことです。
顔をじっくりと深いところまで観察し認識することは、私たちの生活、特にクリエイティブなシーンでは非常に役に立ちます。
今回はその理由について説明していきたいと思います。
人間の顔で左右対称はほとんどありえない!
人間の顔は、ほとんどの人が左右不対称です。
対称に見えるようなお顔でも、厳密に言えばどこかがズレています。
左目の方が大きい、右の口角の方が上がっている、左眉が下がっている、左のエラの方が張っている、、などなどちょっと観察すれば多くのズレが見えてきます。
ただ、そんな左右不対称な人間の顔の中で、非常に対称に近いとても整った顔の人がいます。
女優の香椎由宇さんです。
香椎由宇さんの顔はとても整っており、その稀に見る対称さで、学者からの興味も惹いているそうな。
このような左右対称に近い顔は、100万人に1人くらいのレベルだそうです。
人間の顔は、左半分が他人への印象を決める!?
『 普段鏡で見ている自分の顔と、写真に写っている自分の顔の印象が違う!』
こう感じた人はいませんか?
おそらくほとんどの人間はこう感じるはずです。なぜならほとんどの人の顔は左右不対称だから。
当たり前のことですが、自分の本当の顔は写真に写っている方(他人から見られている顔)です。
自分が普段見ている鏡に映った顔は虚像です。
そして、あなたはどう思いましたか?
「鏡で見る方がかっこいい!写真写りは悪いなぁ〜」 or 「写真で見る方が綺麗に見える!」
虚像と実像、印象が違うのは当たり前ですが、なぜ『美しさ』まで違って見えるのでしょうか。
それには科学的な理由があります。
人の脳は右脳、左脳に司られています。
右脳はひらめきや情緒的なものの考え方(感性)
左脳は論理的なものの考え方(知性)
です。右脳は体の左半分を、左脳は体の右半分を司っていることはご存知ですよね。
すなわち、顔の左半分には感性が、右半分には知性が出るのです。
感性がより現れる左半分の方が、顔に表情が良く出るので、自然と好印象な顔に見えるのです。
カップルや好きな人には自分の左半分の顔を見せた方が効果的なのです!
逆に、ビジネスの場など、感情を出さずに冷静な印象を与えたいなら右半分を見せましょう。
ということは他人の表情も読める・・・!
上記のコトは信憑性の高い事実です。
と、いうことは、これを応用して他人の顔、表情から気持ちを読み取ることもできるのでは!?
そうなんです。できちゃいます。
例えば、
−話をしていて相手が笑っている−
(( ん?よく見ると右半分は笑ってるけど左半分はちょっと引きつってるぞ・・・ ))
これは、作り笑いです。
右半分で冷静に笑顔を繕い、本当の感情が出る左半分が引きつっているということは、心から笑っているわけではない。
作り笑いなのです…!
これが読めたところで、相手を心から笑わせるのはあなた次第ですので、そこは頑張りましょう…!
ちなみに筆者は表情や空気が読めたとしても口下手なのでどうにもできないことが多いです。
改めて自分の顔を観察してみる
それでは、今までのことを頭に入れて自分の顔をじっくりと見てみましょう。
感性が出る左半分、知性が出る右半分、どちらが印象が良かったでしょうか?
普通は感情が出やすい左半分の方が好印象かもしれませんが、こんな人もいることでしょう。
もともと根暗で陰湿な性格をしているが、他人には常に愛想笑いを振りまき、なんとか良い印象を与えようと努力している人
このような人は、よそ行きの右半分の顔の方がよく見えるかもしれませんね。
ですがやっぱり根本的に好印象を与えたいのなら本当の感情が出る左半分が大事です。(よっぽどダークな性格な人は性格から直しましょう)
前髪で左目が隠れている人は前髪の分け方を変えてみましょう。
好きな人には左半分の顔を見せるため、相手の右側に座りましょう。
そして、これらが日常的に意識できるようになったら、今度は左右対称になる努力をしてみましょう。
嬉しい、楽しい感情が左右どちらにも綺麗に現れれば、それほど好印象なことはありません。
・普段食べ物を噛んでいる方が左側で多いなら、右側も使う。
・寝るとき右半分を下にしているなら左半分を下にして寝る日をつくる。
・歯並びを矯正する
・左右どちらも意識して顔のマッサージ、運動をする
などなど、バランスを意識した生活を送りましょう。
このようにして、自分の顔、他人の顔に十分に意識を持つことができれば、
人との対話だけでなく、パフォーマンスにも役立つのではないでしょうか。
そのときそのときのパフォーマンスの雰囲気を効果的に伝えるには、自分の格好や、見せる向き、お客さんの視線の向きの誘導、いろんなことが分かってきます。
とは言っても、
好きな人との対話や自分のパフォーマンスの際、本当に大事なのは
科学的に根拠があるかどうかではなく、より最善の結果を生み出すための工夫と努力です。
なにも工夫せずに反復練習するより、顔への意識などをふまえて工夫と努力を重ねることで必ず良い結果に繋がるでしょう。