以前コインパースについてまとめた記事があったのを覚えていますか?
コインパース特集
革にはロマンがあります。歴史を刻んでいく感じがいいですよね。
革の魅力は他でもなく、元の動物の生命感だと思うんです。
マジシャンの使うコインも演技ごとに傷をひとつひとつ付けていき、愛着が深まります。
そんなコインを入れておくパースもやはり愛着の深まるものがいい。
はい。
なら作ってしまいましょう。
magohacks、レザークラフト始めました!
レザークラフトを1から語るとなると、とてもひとつの記事では説明しきれません。
まずレザークラフト企画第一弾として、「縫う」行程の無いものを作ることにしました。
コインパース特集第一弾で扱ったコチラの三角形のパース
を作ってみようと思います!
では、順を追って製作工程を見ていきましょう!
1.型紙を用意する
まず革を切り出すにあたって型紙(適当な厚紙でOK!)を用意します。一辺80mmの正三角形が4つ分並んだ展開図になります。
2.型紙に沿って革を切り出す
鉄筆で型紙に沿って線を引いたら、別たちというカッターで革を切り出していきます。
3.革の側面、裏面の処理
革が切り出せたら、次は革の側面と裏面の処理をします。
正式には側面は「コバ」、裏面は「床面」といいます。
革は素の状態だとケバ立ちがあるので、トコノールという水で薄めたボンドのようなものを塗って、磨きます。
こちらの木の棒(コーンスリッカー)などで磨きます。基本的に固い物ならなんでも代用できます。
このコバ、床面処理をいかに念入りにできるかが完成度を決めるのです。
塗っては磨き、塗っては磨き、地味な作業ですが、この工程に手を抜かずにしっかりとやると、完成品が段違いに綺麗に見えますよ。
4.ホックを取り付ける
さて、もう最後の工程です。バネホック(金具)を取り付けていきます。
このコインパースは、二組のホックを取り付け、どちらもカチッとはめると三角形の形になります。
こちらのハトメ抜き(穴あけ)で穴を開けます。
そして専用のホック打で金具を打ち、ガチッと固定させます。
もう片方のホックの場所を正確に決めて、打ち付けます。
これでとりあえず80%完成です。
あとは、フタとなる部分に同じようにホックを打ち付けます。
これもちゃんと慎重に打つ場所を決めて、、。
これが打ち終わると….
完成!
素敵なコインパースが出来上がりました。
今後のmagohacks × LeatherCrafts に乞うご期待!