近年、若者の本離れやKindleなどの電子書籍の出現で紙媒体衰退が叫ばれています。
資源のことを考えれば電子書籍はエコです。そして省スペース、お店に買いに行く手間も掛かりません。
しかし、アナログの本がもつ魅力というのはディスプレイ上では享受出来ません。
マジック界でも本の衰退は著しいものがあります。マジックを学ぶにはDVDなどの映像ばかり。
しかし毎年、一定数の書籍が販売されています。去年だけでもかなりの数のマジック書籍が販売されました。
特にここ数年で、海外の名書がたくさん翻訳され出版されました。
ということで、今回は本棚特集!ユニークな本棚を集めました!
Bookwarm Self
イタリアのデザイナーRon Arad氏の作品です。ぐるぐる。
別のカタチもあります。
詳しくはこちら。[MoMA STORE]
CHUCK
おや?普通の棚?
これが ↑
こうなります ↓
さらにこうなります ↓
合板を組み合わせるアイデアでこんなにもフレキシブルな本棚が出来上がります。
使う人のライフスタイルに適応する本棚ですね。
ドイツの大学院でインダストリアル・デザインを学んでいるNatascha Harra-Frischkornさんの作品です。
詳しくはこちら。[HAFRIKO]
read-unread bookshelf
積ん読はもう古い?時代は掛け読!
読んだ本と、まだ読んでいない本を天秤のように掛けることでバランスによってその比率を視覚化しています。
詳しくはこちら[read-unread]
Bias of Thoughs
とても不思議な本棚です。
左端は4つあるのに、右端は3つ。
仕掛けはこのような感じ。立体になっています。
販売はされていない、コンセプトプロダクトです。
詳しくはこちら。[Bias of Thoughs]
LEAN BOOKSHELF
ユニークなのはいいけど、真面目な私にはそんな奇抜なの無理…というあなたにはこちら。
一見普通の本棚ですが、両端が傾斜しているため、ブックエンドがなくとも本が倒れることがありません。
重力の恩恵ですね。
詳しくはこちら。[design milk]
DNA bookcase
本はやっぱり積んでなんぼだろ!という方にオススメ。
すごい積める本棚です。1.8mいけます。
DNAのような螺旋状に積めます。裸にするとこんな感じ。
相当な数を積めますが、地震が怖いですね。
5冊ごとに段が変わるので、下からでも間からでも取りやすいです。
イタリアのCattelan Italia社の製品。
詳しくはこちら。[MY MODERN MET]
最後にTEDでアナログの本の魅力を語っているものがありますので、どうぞ。
チップ・キッド「笑い事ではないけど笑える本のデザインの話」
海外のマジックの本は装丁にも拘りがあり、本棚に飾っておきたくなるものが多いですが、残念ながら日本のマジックの本にはあまりデザインの良いものはありません。
出版社との兼ね合いでなかなか思い通りにいかないこともあるのでしょうが、本棚に飾りたくなるような本が増えれば、電子書籍ではなく、紙媒体の書籍が選ばれるのかもしれません。