以前、ハンドケアの記事を書いたところ、
「ハンドクリームを塗った手で道具を触るのには抵抗がある。」
とのご意見を多く頂きました。
紹介したのはあくまでハンドケアであり、お風呂上がりやダメージが気になる時などの普段の習慣なので演技直前に使用するのには向かないのが事実です。
さて、普段いくらケアをして美しい手を持っていたとしても、緊張や空気の状況により手のコンディションが安定しない事が多くあると思います。
そこで今回は演技の直前に手のコンディションを整える方法をご紹介致します。
緊張しない方法はこちらの記事を参考して頂くとして、
今回はメンタル面ではなく、直接手に施す方法を紹介します。マジックショップなどで専用のものが売られている場合もありますが、今回は市販されているものや身の回りにあるものでの解決法をまとめました。
まず、演技直前の手の悪コンディションは大きく分けて２パターン。
▼乾燥による乾き
▼汗によるべたつき
それぞれに適した方法をお教えます。
▼乾燥による乾きへの対処法
・うるおいさらっとジェル
みんなの味方、メンソレータムからマジシャンの為に出してるのでは？と思うほど適した商品が出ています。
このうるおいさらっとジェルは、しっかり保湿してくれるにも関わらず保湿独特のべたつきがなく、すぐにさらさらの状態になります。(以下商品説明分)
うるおい成分をぎゅっと抱えたぷるぷるジェルが、肌に伸ばすとみるみるなじんで浸透し、しっかり保湿してくれます。表面はすぐさらさらになるので、塗ったあとも仕事や家事ができます。さらっとした使用感が好きな方の、ベーシックな手荒れケアに。
チューブから、小さなケースに3回分ほど移しておけば、演技の直前にササッと塗り込む事も可能です。
・指のストレッチをする。
指や腕のストレッチをすることで、血行が良くなり手にじんわりと汗をかくことで乾燥を防ぎます。
乾燥問題がないとしても、ストレッチは良いポフォーマンスをするのにとても好影響なのは言うまでもありません。道具を必要としないので、いつでもどこでも可能で有効な対処法です。
ストレッチに関してはこちら↓
How to Exercise Your Fingers
▼汗によるベタつきへの対処法
・アルコールをかける
消毒用アルコールを画像のような容器に入れ、演技直前に手にシュッ！として揉み込めば、驚くほどにベタつきが消えます。とても小さいサイズの容器に入れておけば、ポケットに忍ばせておき、演技の５秒前でも対処することが出来ます。
普段からこれを持ち歩けば、出先でマクドナルドのポテトを食べた後でも、トイレの消毒がきれていても、コインを床に落としても、清潔な状態を保てますので、綺麗好きのあなたも安心。
・水で洗い流す
手のベタつきを流してしまうのも一つの手段です。石けんを使ってしっかり洗えば、さっぱり綺麗な状態で演技に挑めます。しかし、手に汗をかく方の大半は、洗った後にもまたすぐに汗がジワッとしてくるのが現状でしょう。こればかりはメンタル面の対処をするか、先述のアルコールを試すかをして対処するしかなさそうです。とはいえ、ずっとかいてきた汗を一度流してしまえば、次にまた汗をかいたとしても、洗わないよりかはマシになるはずです。
▼どちらにも有効な対処法
・おしぼりで拭く
湿らせたおしぼりで拭けば、湿りを与える事も、べたつきを拭い取る事も可能です。
かなり万能ではありますが、いささか布と水分がいるので直前に余裕がないと難しいかもしれません。
小分け袋に入った濡れおしぼりも販売されていますが、ゴミが出る点や、その後の濡れたおしぼりをどこに置いておくのかも問題になってきますので、直前に余裕のある場合のみ、有効な方法です。
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まとめ
演技直前の手のコンディションは最もナイーブな問題の一つです。
乾燥やベタつきで実力を出し切れないことほど悔しい事はありません。
もしオススメの方法がありましたら、お教えください！
