現在、トランプを題材としたフォトコンテストを開催中ですが、肝心のトランプはどのようにして作られているのでしょうか?
トランプ工場の動画を見つけたので紹介します。
(アナログ放送時代の映像なので画像が粗いです、ご了承ください)
工場の室内環境にはかなり気を使うようです。トランプの材質は紙ですので、湿度には敏感です。
専用の機械で紙の状態をチェックします。
使われている紙は透けないように多重構造になっています。
オモテ面のデザインはグラフィックデザイナーの出番ですね。
インクを入れます。青、赤、黄、黒をいれます。
印刷です。
カットします。
カットする前のシートの状態をアンカットシートと言います。(そのまんまですね)
そのアンカットシートを販売していたりします。
このサイトで何度も紹介しているDan and Daveはオリジナルのトランプをたくさん作っており、それらのアンカットシートを彼らのサイトで販売しています。
(画像をクリックでサイトに飛びます)
話を戻しましょう。
54枚をまとめます。
ラッピングします。
完成!!出来立てホカホカのトランプ。
動画の最後に、各国のトランプの模様の違いを紹介しています。
僕たちが一般的に目にするのは、アメリカのタイプですね。
最後に動画を載せておきます。
(サイトに埋め込むと見れない設定になっているので、直接vimeoに飛んでご覧下さい)
How Playing Cards are Made from Dan and Dave on Vimeo.
まとめ
ものづくりの行程とういうのはどこかワクワクするものがありますね。
紙とインクがみるみるうちにトランプになる様子はもはやマジックです。
一般的に世界中のマジシャンが使うカードは通称USPCと呼ばれる、アメリカの大手会社のものです。
昔、スペインではスペインの会社のものを使っているマジシャンも多かったのですが、その会社がUSPCに買収され、質が大きく変わってしまったため、使用するマジシャンが減ったようです。
トランプの作られ方をきちんと知って、消耗品ではありますが、愛を込めて扱いたいですね。